マット菌を経験された方から寄せられた情報集
マット菌(正式名称:トリコフィトン・トンズランス感染症)は、レスリング選手に多く見られる感染症です。予防を徹底し、感染が疑われたら早めに医療機関を受診することが重要です。
感染すると、練習はできても試合出場が制限されたり、周囲への配慮が必要になったりと、精神的にも大きな負担を抱えることがあります。また、経験者の情報が少なく、不安を感じる人も少なくありません。
そこで、当クラブでは実際に感染を経験した方の声を集め、同じ悩みを持つ選手や保護者の参考になるよう情報を共有するアンケートを行っています。
この調査はあくまで情報提供を目的としたもので、医師の診断や治療の代わりになるものではありません。個人差もあるため、参考程度にご覧ください。
ご協力のお願い
マット菌に悩む方々の力になれるよう、経験談を募集しています。ご協力いただける方は、こちらのフォームよりご入力をお願いします。
皆様から寄せられたレポート一覧
CASE.47
- 感染時の年齢:小学4~6年生
- 感染した部位:頭部
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 処方薬:塗り薬 ゼフナート 飲み薬 イトリゾールカプセル
- 完治した期間:3か月
- 練習復帰までのエピソード:脱毛と湿疹、発赤があり、かかりつけ医を受診。当初は検査をしても、湿疹と診断されて、ステロイド軟膏を処方される。一時的に改善するが、再び悪化。同じ皮膚科に、真菌の専門医が当時非常勤でいたため、診察受けたところ、確定診断となる。かなり、頭皮の深いところまでえぐられて、麻酔なしで検査。特に頭皮は塗り薬は効果が期待できないとこのとで、服薬必要と言われる。皮膚の中に潜んでいる真菌を消滅させるためには長期間の服薬が必要と言われ、長期間服薬し完治となる。
- 感染予防対策:フルフルシャンプーの使用
- 感染された方へのアドバイス:誰でも、なる可能性があります。決して誰が悪いとかはないです。皮膚科医でも、マット菌を正しく診断出来る医師は多くないと思いました。
2025.5.22掲載
CASE.46
- 感染時の年齢:小学4~6年生
- 感染した部位:腕、足
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 処方薬:塗り薬:ルリコナゾール クリーム1%
- 完治した期間:5週間
- 練習復帰までのエピソード:患部を見付けて直ぐにかかりつけの皮膚科を受診しましたが、担当医が不在で経験の浅い代理の先生の診察であったため顕微鏡検査をするもマット菌は陰性との診断をされ1週間治療が遅れました。非常に後悔したため、以降必ずベテランの医師が居る日に受診をしています。肌が弱く腫れやすい体質のせいか、足については大きく丸く腫れました。そのため完治の診断まで1ヶ月かかりました。その間に顔に湿疹ができ、こちらはマット菌ではありませんでしたか念の為覆って練習に参加しました。顔は汗でテープ等が剥がれやすく扱いが難しいと感じました。またマット菌が改善した後は、長期的に患部を覆っていたテープかぶれや汗疹に悩みました。敏感肌用の素材を用いても悪化の一途で、完治後(1ヶ月経過し覆う必要がないと診断されてから)一気にステロイド薬で直しました。肌の弱い方はかぶれ対策を講じた方が良いと思います。
- 感染予防対策:練習時の長袖とレギンスの着用、帰宅時直ちにシャワーに入る、シャンプーはコラージュフルフルを使用
- 感染された方へのアドバイス:痒がっていたため担当医に受診の判断基準になるか聞いたところ、白癬菌は痒くない場合もあると助言を受けました。湿疹を見つけたらすぐに信頼できる医療機関を受診されることをお勧めします。
2025.5.22掲載
CASE.45
- 感染時の年齢:幼児
- 感染した部位:顔、耳
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 処方薬:ルリコナゾールクリーム 1% イワキ
- 完治した期間:3週間
- 練習復帰までのエピソード:クラブ内でマット菌が発生していることは認識していましたが、帰宅後すぐにお風呂に入れていたため、大丈夫だろうと考えていました。しかし、過去に一度だけ(今でも何日か覚えています)、帰宅後すぐにお風呂に入れなかった日がありました。その日を境に、マット菌の症状が現れ始めたように思います。「1日くらい大丈夫だろう」という気の緩みが、今でも悔やまれます。薬は、毎日お風呂上がりに1回、朝起きたときに1回の計2回使用しています。病院では1回と言われていましたが寝ている際に布団に移ってしまうので念の為のもう1回で朝に使用していました。
完治後、耳の裏に再発が見られました。1度目の感染時には、患部をテーピングで覆い、自宅でも保護していました。2度目の感染時には、できるだけ患部を乾燥させることを意識して対応したところ、1度目のときよりも治りが早かったと感じています。
感染予防対策:ヘッドギアの着用・着替え、できるだけ練習後早く風呂に入れる。練習で帰りが遅くなる可能性がある場合は帰宅ルートで使える風呂屋のチェック
感染された方へのアドバイス:自分たちだけは感染しないなんて思わない方がいいです。予防意識としてはコロナくらいの意識付けが必要です。
2025.5.22掲載
CASE.44
- 感染時の年齢:小学4~6年生
- 感染した部位:こめかみ、耳
- 医療機関の選び方:インターネットで専門医を検索した
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 処方薬:テルビナフィン塩酸塩クリーム1%「トーワ」
- 完治した期間:2週間
- 練習復帰までのエピソード:数回マット菌に感染しました。夏や、所属ジムで流行しだした時に本人が症状に気になって発見することが多かったです。カサカサするので、他の皮膚病ではなくマット菌と早めにわかりました。最初はいくつかの病院に行きましたが、マット菌についての知識がない病院もあるため、オフィシャルサイトや口コミなどを調べ、マット菌について詳しい病院に行くことをお勧めします。(マット菌の対応経験のない病院だとすぐに適切な薬を処方してもらえず、完治まで時間がかかってしまう可能性があります)。早めに発見できれば、私の経験では小さければ1週間、ある程度大きくても4週間あれば治りました。平均して2週間ほどかなと思います。塗り薬の用法は1日1回でしたが、服などに擦れて取れてしまうかもと思い、症状が小さいときは特に、薬を塗った上から絆創膏を貼っておいたら治りが早かった気がします(あくまで個人の見解です)。また、市販薬ですと「ダマリンL」が効く、と先輩から教わり、常備しています。薬が手元にあると、症状の初期状態で発見できれば早めに治せるので安心です。特に大会前や夏は、こまめにチェックしたり本人に確認すると良いかと思います。
- 感染された方へのアドバイス:ある程度経験のあるレスラーなら皆経験することですし、免疫が落ちたら発症する、とも聞いています。完治するまでの期間、いつも通りの練習が出来ずに焦ったりもどがしい思いをすると思いますが、これは仕方のないことなので、その時期はコンタクトのない練習をする時期と割り切り、筋トレやアジリティなどを集中して行うなどして、普段はできないベースを高めるチャンス、と考えると良いかなと思います。うちの場合は、ジムに行かないと不安もあったので、練習にはなるべくいつも通り行き、コーチの指導の元、仲間の練習を見ながら筋トレをしていました。
2025.5.21掲載
CASE.43
- 感染時の年齢:幼児
- 感染した部位:頭部
- 医療機関の選び方:知人から専門医を教えてもらった
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 処方薬:イトリゾール飲み薬
- 完治した期間:2か月
- 練習復帰までのエピソード:年長の時につむじが赤いのを見つけ受診。皮膚をナイフ(切れない)のようなものでガリガリ削って顕微鏡でマット菌を発見。市内の3つある皮膚科の中で顕微鏡検査をしてくれるのは1箇所だけで他は検査をしてくれません。大会が近かったので大会2日前に受診し、菌がいなかったため診断書を貰い大会に出場しました。マット菌になった場所は髪が抜けてしまい生えてくるまで2ヶ月ほどかかりました。
- 感染予防対策:シャンプー、ボディーソープをコラージュフルフルに変えました
- 感染された方へのアドバイス:マット菌になる前に、清潔にすることが1番です。
2025.5.21掲載
CASE.42
- 感染時の年齢:小学4~6年
- 感染した部位:頭部、こめかみ
- 医療機関の選び方:その他
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 処方薬:塗り薬:ルリコンクリーム1%、飲み薬:イトラコナゾール錠50mg
- 完治した期間:8か月
- 練習復帰までのエピソード:子どもが「頭がかゆい」と訴えたため確認したところ、よく見られる“マット菌”のような輪状の症状ではなく、赤いポツンとしたできものが1つあっただけだったので、最初は汗疹(あせも)かと思っていました。
しかし数日後には、できものが4~5個に増え、じゅくじゅくした状態になっていたため、すぐに近所のクリニックを受診しました。医師からは「頭皮の症状なので、培養検査が必要」と言われ、少し離れた大学病院を紹介されました。大学病院では専門医の診察を受け、培養検査を行いました。結果が出るまで約1か月かかるため、その間は練習を完全にお休みすることにしました。専門医からは、「この状態は頭皮湿疹と間違えられやすく、もし誤ってステロイドを使っていたら悪化していた可能性がある」と聞き、正しい診断を受けられたことに安心しました。治療を始めた当初は、症状が一時的に悪化し、炎症が広がったり髪の毛が抜けたりと不安な時期もありました。夏の暑さで乾燥が難しかったこともあり、髪を短くして対応しました。頭皮の培養検査は結果が出るまで時間がかかり、見た目以外は元気で運動もできる状態であっても、感染の可能性があるため練習に参加できませんでした。本人も納得がいかない様子で「どうして練習に出られないの?」と繰り返し聞いてきました。精神的にもつらい日々でしたが、しっかり治してから復帰し、仲間たちも笑顔で迎えてくれたことで、最終的には本当に良かったと感じています。
感染予防対策:子どもが「頭がかゆい」と訴えたため確認したところ、よく見られる“マット菌”のような輪状の症状ではなく、赤いポツンとしたできものが1つあっただけだったので、最初は汗疹(あせも)かと思っていました。しかし数日後には、できものが4~5個に増え、じゅくじゅくした状態になっていたため、すぐに近所のクリニックを受診しました。医師からは「頭皮の症状なので、培養検査が必要」と言われ、少し離れた大学病院を紹介されました。大学病院では専門医の診察を受け、培養検査を行いました。結果が出るまで約1か月かかるため、その間は練習を完全にお休みすることにしました。専門医からは、「この状態は頭皮湿疹と間違えられやすく、もし誤ってステロイドを使っていたら悪化していた可能性がある」と聞き、正しい診断を受けられたことに安心しました。治療を始めた当初は、症状が一時的に悪化し、炎症が広がったり髪の毛が抜けたりと不安な時期もありました。夏の暑さで乾燥が難しかったこともあり、髪を短くして対応しました。頭皮の培養検査は結果が出るまで時間がかかり、見た目以外は元気で運動もできる状態であっても、感染の可能性があるため練習に参加できませんでした。本人も納得がいかない様子で「どうして練習に出られないの?」と繰り返し聞いてきました。精神的にもつらい日々でしたが、しっかり治してから復帰し、仲間たちも笑顔で迎えてくれたことで、最終的には本当に良かったと感じています。
感染された方へのアドバイス:正直なところ、髪が抜けてしまうのではという不安や、他の人に感染させてしまうかもしれないという心配が、親子ともに大きくのしかかっていました。それでも、焦らずしっかりと療養に専念し、完治を確認した上で練習を再開できたことで、「この判断は正しかった」と心から思っています。
2025.5.21掲載
CASE.41
- 感染時の年齢:小学4~6年
- 感染した部位:頭部、こめかみ、腕
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 処方薬:塗り薬:ケトコナゾールクリーム
- 完治した期間:1週間
- 練習復帰までのエピソード:マット菌発見してすぐ皮膚科にかかりましたが、湿疹でしょうと初見言われてしつこくお願いし、顕微鏡検査してもらいました。3日で菌は無くなりますが、一週間お休みして薬は1ヶ月塗ってくださいと言われました。1ヶ月後再度受診し、菌の検査をしてもらい大丈夫でした。
- 感染予防対策:しっかり手洗い、帰宅後すぐお風呂に入り2回頭体を洗っている。
- 感染された方へのアドバイス:ゆっくり休んで欲しいです。無理にやらせてしまうと、治るものが一生付きまとってしまう可能性があるかもしれないので。
- 補足:誰かが患ってしまっても、あの子がなったからうちの子もかかったと言う事を言わないで欲しい。
2025.5.21掲載
CASE.40
- 感染時の年齢:高校生
- 感染した部位:顔、こめかみ、腕、足
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 完治した期間:2週間
- 練習復帰までのエピソード:マット菌があっても、時期によっては練習をしていました。もちろん、医療機関からは練習は見学と言われるもののそうはいかず。マット菌の部位にテーピングをして、練習以外では常に徹底して薬を塗って治療をしていました。
- 感染予防対策:練習後はすぐにシャワーを浴びて清潔に保っております。
- 感染された方へのアドバイス:マット菌=汚い、不衛生というイメージから選手は隠したい気持ちはわかります。しかし、治療をしなければ繰り返すので徹底して薬を塗ること、仲間のためにも練習は控えましょう。
2025.5.21掲載
CASE.39
- 感染時の年齢:社会人
- 感染した部位:頭部、耳
- 医療機関の選び方:その他
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 処方薬:ルリコン
- 完治した期間:3か月
- 練習復帰までのエピソード:耳にできたときは、塗り薬を使って比較的早く治りました。ただし、跡が完全になくなるまでと再発防止のために、6週間ほど練習を休みました。一方、頭にできたときは、塗り薬を使っても全く改善が見られず、飲み薬を処方してもらうために2軒の医者を回ることになりました。しかし、どちらの医者も「マット菌」に関する知識が十分ではありませんでした。最初の医者では「塗り薬だけで十分」と言われましたが、実際には悪化している感覚があったため、別の医者にかかりました。そこで飲み薬をお願いしたところ、すぐに処方してもらえました。ただし、月に1回の血液検査が条件でした。飲み薬を使い始めると数日で症状が改善し、1か月後に血液検査を受けましたが、そのときの担当医が変わっており、診断が一貫していませんでした。それでも引き続き飲み薬を処方してもらい、約2か月間服用を継続しました。その後は再発がないかを自分で観察しながら、最終的に約3か月で治療を終えました。ちなみに、頭の症状については、どの医者でも真菌は顕微鏡では確認できませんでした。ただ、症状や自分の活動内容(格闘技など)から「マット菌」と推定された形です。
- 感染予防対策:練習後はすぐにシャワーを浴び、石鹸を使って体を洗っています。ただし、使用しているのはフルフルシャンプーではありません。自宅にはフルフルシャンプーがあり、特に夏場は定期的に使用しています。また、練習後には消毒液を混ぜた液体でマットの消毒も行っています。
- 感染された方へのアドバイス:私自身は、職場の場所や勤務時間の関係で通うことができませんでしたが、マット菌について知識や経験のある医師の診察を受けることを強くおすすめします。慣れていない医師では、症状が悪化したり、治療期間が長引いたりする可能性があり、結果として費用や時間の無駄が大きくなることもあります。
- その他:マット菌への危機意識と対応には、チームや世代によって大きな差があると感じています。たとえば、小学生の大会では、非常に厳しく衛生管理がされている印象があります。一方で、中学・高校、さらに大学以上の年代では、果たしてどうなのか。その世代を指導する立場の人々は、どこまで意識を持っているのか、気になるところです。一度マット菌に感染すると、最低でも6〜8週間はマットから離れなければならず、成長著しい子どもたちにとっては、大切な時期を失うことにもなりかねません。その気持ちは痛いほどわかります。また、国際的にはどのように対応されているのか、個人的にとても関心があります。私が以前、海外で格闘技をしていた際、チームメイトの1人がマット菌に感染しました。彼は「ジムの評判を落としたくない」と、人知れず治療に専念していました。これは趣味として格闘技をしている大人たちの話ですが、高校・大学のように競技として打ち込む場では、選手生命や進路にも関わる深刻な問題になり得ます。そうした環境での扱いがどうなっているのかも、非常に気になります。
ちなみに、私自身がマット菌に感染したのは2023年ごろ。所属チームでは流行しておらず、私一人だけでした。感染経路ははっきりしません。家族内の可能性も考えましたが、当時家族の中には症状のある者はいませんでした。チーム内に無自覚の感染者がいた可能性も否定できず、「完全な管理はやはり難しい」と感じたのが正直なところです。これから気温が上がり、皮膚病も広がりやすくなる季節です。子どもたちが努力して積み重ねた成果が、マット菌のような感染症によって妨げられることのないよう、適切な知識と対策がもっと広がることを願っています。
2025.5.20掲載
CASE.38
- 感染時の年齢:幼児
- 感染した部位:頭部
- 医療機関の選び方:知人から専門医を教えてもらった
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 処方薬:ルリコン
- 完治した期間:6か月
- 練習復帰までのエピソード:髪の毛が抜けたので、幼稚園の先生方から児童虐待ではないかと少し疑われました。
- 感染された方へのアドバイス:早めの病院
2025.5.20掲載
CASE.37
- 感染時の年齢:社会人
- 感染した部位:腕
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 処方薬:ペキロン
- 完治した期間:3週間
- 練習復帰までのエピソード:二の腕に虫刺されの様なポツンと小さな赤みを発見。マット菌とは考えず数日放置したところ、マット菌特有の輪っかに変化して受診。皮膚を削り薬液を垂らし顕微鏡で検査し白癬菌を発見。塗り薬の抗真菌剤ペキロンを塗布し3週間ほどで完治しました。
- 感染予防対策:家に帰ったら直ぐに入浴
- 感染された方へのアドバイス:必ず治りますので、落ち込まないでください。
2025.5.20掲載
CASE.36
- 感染時の年齢:小学1~3年
- 感染した部位:こめかみ、腕
- 医療機関の選び方:インターネットで専門医を検索した
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 処方薬:塗り薬「ルリコンクリーム」
- 完治した期間:3週間
- 練習復帰までのエピソード:気をつけているだけに早期発見でき、すぐにトンズランズ感染症を研究している皮膚科に行き、薬の塗り方などアドバイスをもらいました、試合前だからと、本来は処方できない効き目が早い大人用の飲み薬を頂きました、広がることなくすぐに治りました。頭とこめかみに怪しいのが出来た時は広がると早いからと、毛髪検査をしました。こめかみは塗り薬を患部の倍の広さをぬり、すぐに完治しました。
- 感染予防対策:帰宅後、早めのシャワー、親の仕上げ洗い。怪しそうな場合は、薬をぬってしまいます。
- 感染された方へのアドバイス:患部をテーピングで巻くのも、汗でジュクジュクしてしまう為なかなか治るのに時間かかるとよく耳にします。怪しいなと感じたら小さいうちに早めの受診をお願いしたいです。怪しそうな場合は、薬をぬってしまいます。
2025.5.20掲載
CASE.35
- 感染時の年齢:幼児
- 感染した部位:こめかみ
- 医療機関の選び方:知人から専門医を教えてもらった
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 処方薬:塗り薬「ルリコナゾールクリーム 1%」
- 完治した期間:2週間
- 練習復帰までのエピソード:マット菌に今まで3回かかりました。3回とも同じ右耳下のこめかみ部分でしま。大会や、遠征後になる事が多く、疲れなども関係しているのかな?と思いました。発見後は幸いにも受診も治療もスムーズに行うことができ、2週間から3週間で完治しました。本人もマット菌は接触すると他の人にうつってしまう。と認識しているため、練習参加時に必ず患部を覆ってヘッドギアを付けることを嫌がったりすることもなく、よかったです。
- 感染予防対策:もともと肌が弱くアトピー性皮膚炎です。皮膚科には月に一度は必ず行き、必要な塗り薬や、シャンプーを処方してもらってます。シャンプーは皮膚科から処方されたコクロムシャンプー0.05%を使用しています。
- 感染された方へのアドバイス:赤い湿疹や痒みを見つけた場合はなるべく早く皮膚科を受診する事をおすすめします。専門医に診てもらうのが診断結果に関わらず1番安心します。また、処方された薬を指示通りに使えば必ず治ります。免疫力がさがらないよう、食事、睡眠も大切だと思います。こちらはマット菌にかかわらず、どんなスポーツをしていても体調管理には必要不可欠だと思います。
2025/5/20掲載
CASE.34
- 感染時の年齢:小学1~3年
- 感染した部位:顔、足
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 処方薬:塗り薬「ルリコンクリーム」
- 完治した期間:4週間
- 練習復帰までのエピソード:過去に2回ほど罹患していること。またマット菌が流行していたことともあり日常的に小さな湿疹等には注視していたので比較的早期に発見できました。かかりつけの皮膚科もマット菌に詳しいためスムーズな診察でした。患部にはクリームを練習前と風呂後に塗りました。絆創膏と防水テープとヘッドギア等を使用し練習には参加しておりました。
感染予防対策:フルフルシャンプー、リンス、ボディソープの使用。保護者による洗髪の実施。練習着は袋にしまい、袋も洗濯をする。シューズは帰宅後アルコール消毒をし定期的に洗濯。菌の侵入を防ぐため小さな湿疹や擦り傷なども見逃さないように絆創膏やテープなどで被覆し経過観察をする。
感染された方へのアドバイス:腕や足などはさほど負担に感じないかと思いますがそれが元で他の子にうつってしまったり頭皮に感染したりすると精神的にかなり辛いと思います。第一に予防と早期発見早期治療が大事だと思います。
2025.5.20掲載
CASE.33
- 感染時の年齢:社会人
- 感染した部位:腕
- 医療機関の選び方:インターネットで専門医を検索した
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 処方薬:ルリコン
- 完治した期間:2か月
- 練習復帰までのエピソード:腕に擦れた傷跡を発見。練習はテーピング+サポーター。最初は、マット菌では?と医者に申請するも湿疹と診療されステロイド系塗り薬を処方される。結果悪化。ドーナツ状に広がり、マット菌疑いのため、別の医療機関へ。ルリコンを処方される。練習は仕事もありお休み。そして完治。発生から完治まで2ヶ月。
- 感染された方へのアドバイス:練習後なるべく早くシャワー
2025.5.20掲載
CASE.32
- 感染時の年齢:小学1~3年
- 感染した部位:腕、足
- 医療機関の選び方:インターネットで専門医を検索した
- どのように診断を受けたか:真菌培養検査
- 処方薬:イトラコナゾール
- 完治した期間:2週間
- 練習復帰までのエピソード:チーム内で感染があり、練習後に赤い斑点があったので病院で感染が確認された。その後飲み薬と塗り薬で治療し、2週間ほど期間を空けて復帰した
- 感染予防対策:頭頂部がハゲてきたので、定期的に通院して診てもらう。
- 感染された方へのアドバイス:しっかり休む期間と思って休みましょう
2025.5.20掲載
CASE.31
- 感染時の年齢:中学生
- 感染した部位:頭部、首、腕
- 医療機関の選び方:インターネットで専門医を検索した
- どのように診断を受けたか:顕微鏡検査
- 完治した期間:3週間
- 練習復帰までのエピソード:練習は個人でできることをやっていました。
- 感染予防対策:必ず練習終わりのシャワーに抗菌のボディーシャンプー、頭皮のシャンプー、リンスを使っています。
- 感染された方へのアドバイス:頭皮に感染の疑いがあれば必ず医療機関に受診した方がいいと思います。遅れると頭皮にダメージが有ります。
2025.5.20掲載
CASE.30
参考情報
白癬菌情報(参考URL)
皮膚感染は弱い部位に発症しやすくトリコフィトントンズランス感染症は頭皮や、耳の裏等に出やすいとあります。
・練習後のシャワー、タオルは毎回交換する事。洗髪、洗体を行ってから浴槽に入る
・定期的なシューズの洗濯
・栄養バランスと、体力回復させる為の休息
・早期発見と早めの皮膚科受診、その際格闘技をやっていると医師に伝えること
2025.5.20掲載
CASE.29
年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
居住地域:中部地方
感染した方へのアドバイス:2022年 全国大会直後にマット菌に感染が分かりました。皮膚科の処方はルリコンを処方されたのですが2週間付けたけど、うちの子供には薬が合わず、もう一度皮膚科に行きパンデルを処方され2週間付けて治りました。
CASE.28
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 居住地域:九州地方
- 感染した方へのアドバイス:2020年の熊本で開催された全国大会で、息子が感染しました。最近まで服薬していましたので、完治まで一年くらいかかります。頭皮に感染するとハゲが出来、大変なようです。服で隠れるところや髪の毛で感染を隠して、大会に出場している人は多いと思います。菌がついて24時間経つと感染するようですので、なるべく早く洗い流すようにしています。
CASE.27
- 年齢区分(感染時):小学生(1~3年)
- 居住地域:中部地方
- 感染部位:顔
- 医療機関の選び方:知人から専門医を教えてもらった。
- 検査方法:検査していない(視診のみ)
- 治療薬(塗り薬)ラミシールクリーム1%(飲み薬)ラミシール125g
- 初診時の完治目安:特に言われなかった
- 実際に完治した期間:2週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:基本的に塗り薬を塗ったり、常に清潔にマット菌周辺の皮膚を清潔に保つことを意識していた。途中はやはり痒みがあったが我慢してそのままにしていたら、2週間ほどで治った。
- 感染した方へのアドバイス:マット菌と気付くのが遅くて当時北海道で行われた全国大会前ギリギリに治ったので、そもそも少し痒みを感じたり、赤く少しでも炎症している所を見つけたら、コーチや先輩や家族に相談して、医者に診てもらうことをおすすめします。他の選手に菌を移してしまうことが1番あってはならない事なので、第一は練習に参加しないこと。そして、医師の言うことを聞けば絶対に治癒するものなので、焦らずにいること。それが最短の完治への道だと思います。練習後はマットを綺麗に拭いて、自分の汗をすぐに吹き、家に着いた瞬間お風呂場に直行しましょう。
CASE.26
- 年齢区分(感染時):中学生
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:腕
- 医療機関の選び方:知人から専門医を教えてもらった
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)アトランタクリーム1% 抗真菌薬(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治6週間
- 実際に完治した期間:6週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じだった
- 完治までの過程詳細:同じチームの先輩が数人通っている病院を受診。レスリングをやっていることを伝えたが、マット菌ではないと診断。インターネットの画像などを検索し、マット菌に間違い無いだろうと思い、同じ皮膚科に再受診。2度目の受診で柔道とかやってる?と聞かれ、レスリングやってます。と答えたところ検査をしてくれた。そしてマット菌と診断。家族に移さないように親が管理し、薬を塗り、ガーゼをあてテープでとめて。ということを徹底した。腕の1箇所以外は広がらなかった。
- 感染した方へのアドバイス:移るのも移すのも困るので練習があるのならテーピング等で他の人に当たらないようにしてほしい。
CASE.25
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:耳
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ラナカナザール(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治4週間
- 実際に完治した期間:2週間
- 完治までの「目安」と「実際」:「完治目安」の方が「実際」より長かった
- 完治までの過程詳細:薬を塗り始めてすぐに効き始め幹部が徐々に小さくなり1週間でカサカサも取れました。
- おすすめしたい医療機関:代々木上原皮膚科
CASE.24
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:頭部(髪の毛の生えている部分);首
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 治療薬(塗り薬)ルリコンクリーム1%(飲み薬)イトラコナゾール錠50mg
- 初診時の完治目安:特に言われなかった
- 実際に完治した期間:4週間
- 完治までの「目安」と「実際」:「実際」の方が「完治目安」より長かった
- 完治までの過程詳細:薬を飲み始めて2日くらいはまだ赤みがあり、リング状にはっきりと腫れている状態でした。患部を覆うために貼った絆創膏で周囲が肌荒れしてしまい、そこにマット菌がとんで、首にも小さく赤いプツプツが出てきたので、もらっていた塗り薬を塗るとすぐに消えていきました。最初の罹患部は塗り薬を塗り始めて3日目くらいから徐々に落ち着き、消えていきました。
- おすすめしたい医療機関:TMGあさか医療センター
- 感染した方へのアドバイス:何か肌荒れしないもので患部を覆えばよかったのかもしれませんが、しっかりと密閉できるものはどうしても肌荒れしやすくなってしまう気がします。病院の先生から「家族間でうつりやすい」と言われたので、家庭内でも「使ったタオルは他の家族の手に触れないようにして、すぐに洗う」など、感染対策を気をつけてください。早期に発見が大切です。今回は髪の毛で隠れている肌の部分の小さな膨らみに、子ども本人が気づいてくれたおかげで早く発見出来ました。痒み・膨らみ・赤みが身体に出ていないか、家族も子どもも日頃からよく見ておくことが大切だと思います。子どもだと安全面から塗り薬を処方することを躊躇される医師がいるかもしれませんが、飲み薬と塗り薬両方使い始めてからの方が治りが早かったです。初回から両方処方して頂くことをお勧めします。
CASE.23
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 関東地方居住地域:
- 感染部位:顔
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 治療薬(塗り薬)メンタックスクリーム1%+オイラックスHクリームの混合(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治2か月
- 実際に完治した期間:2か月
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:治療を開始し,酸性水を吹きかけて塗り薬をし,徐々に赤みが和らいできましたが,2週間経過後,通院し跡が残っている限りはまだ完治とは言えないのでとのことで,跡が消えて通院し完治したことになりました。
- おすすめしたい医療機関:医療法人社団水樹会 つつみクリニック(東京都板橋区)
- 感染した方へのアドバイス:マット菌になってしまったら,仕方がないことである。練習させたい試合させたい気持ちはわかるが,他に感染をさせないことを第一に思ってもらいたい。
CASE.22
- 年齢区分(感染時):小学生(1~3年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:顔;胴;足
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ミコナゾール(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治2週間
- 実際に完治した期間:5週間
- 完治までの「目安」と「実際」:「実際」の方が「完治目安」より長かった
- 完治までの過程詳細:最初に発見した頬ほ1週間程度で良くなった頃に肩にも罹患。さらに1週間後に足にも発見。完治までにトータル4週間程以上を要しました。
- 感染した方へのアドバイス:塗り薬は患部だけでなく、周辺も広めに塗った方が良いと思いました。
CASE.21
- 年齢区分(感染時):社会人
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:腕
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ルリコン(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治2か月
- 実際に完治した期間:2か月
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:最初の1週間程は変化が見られませんでしたが、その後徐々に紅斑が薄くなり1ヶ月でほとんど目立たなくなりました。さらに1ヶ月治療を続け目視にて完治を宣言されました。
- おすすめしたい医療機関:大田皮膚科(群馬県)・たく皮フ科(渋谷区)
- 感染した方へのアドバイス:湿疹との鑑別に苦労しステロイドで悪化させて真菌確定診断を受けてからの治療としたため時間がかかってしまいました。最初の「真菌かもしれない」との診断で抗真菌薬を続けていれば良かったと後悔しています。ぶり返しやすいので、症状が治まっても完治するまでは根気強く治療してください。白癬菌は角質にしか存在できません。体部の角質は2週間で入れ替わります。2回入れ替わる1ヶ月が治療目安になりますが、私が治療を受けた「たく皮フ科」は確実性を求めて2ヶ月間としているそうです。ただし足裏の場合は角質層が厚く3月を治療期間と考えているそうです。足水虫から体部白癬として他者に感染してしまう事もあるそうです。
CASE.20
- 年齢区分(感染時):小学生(1~3年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:頭部(髪の毛の生えている部分)
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)使いきった為不明(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治4週間
- 実際に完治した期間:4週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:塗薬を使いきったら再検査、1か月で使いきって再検査陰性
CASE.19
- 年齢区分(感染時):中学生
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:頭部(髪の毛の生えている部分)
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 治療薬(塗り薬)ゲンタマイシン硫酸塩軟膏0.1%「タイヨー」1mg(飲み薬)ラミシール錠125mg、レバミピド錠100mg「オーツカ」
- 初診時の完治目安:特に言われなかった
- 実際に完治した期間:4か月
- 完治までの「目安」と「実際」:「完治目安」の方が「実際」より長かった
- 完治までの過程詳細:痒みを訴えてから約1週間後に初診。その場で顕微鏡で調べてもらい、陽性確認。頭皮の為、順天堂大学練馬病院を紹介してもらう。予約が12日後に取れる。
3/30 当日皮膚生検の手術を行う。検査方法→局所麻酔をして、皮膚を検査用パンチで丸くくり抜いて検体として採取。皮膚欠損部は縫い閉じます。手術後は患部の痛みと頭痛。しばらく患部への軟膏を1日2回塗り続ける。飲み薬は副作用に注意が必要な為、1週間分処方される。
4/5 1週間後、順天堂へ。抜糸を行う。同じく飲み薬1週間分処方。
4/12 1週間後、順天堂へ。今度は飲み薬を2週間分処方。傷口に痒みあり。
4/25 順天堂にて採血。
4/26 翌日、採血結果に異常は見られなかったので、飲み薬を28日分。胃が痛かったので、胃薬も処方してもらう。
5/17 3週間後、順天堂へ。顕微鏡で調べてもらい、陰性。飲み薬をあと1週間分飲みきったら完治となる。
- おすすめしたい医療機関:山本皮膚科医院(東京都練馬区)
- 感染した方へのアドバイス:痒みを訴えた時点で、早めの受診をしておけば手術まで行かなかったのかな?と後悔しました。焦らずにしっかりと治して下さい!!"今回は頭皮にできてしまったということで、下手したら毛穴が失くなってしまいハゲてしまうと医師に言われました。患部が前頭部だった為、「ハゲてしまったら…」と精神的にもしんどかったです。手術に関しても局所麻酔はしましたが、相当な激痛だったようです。その点をふまえましても、本人もキツかったでしょうし、親としても心苦しかったです。抜糸後もすぐに傷口が良くなる訳ではなく、その部分に髪の毛がないので、分け目を変えて対応しました。女の子なので可哀想で仕方なかったです。
手術から2年半経ちましたが、傷口は残っており、毛穴も少し減っています。娘の弟や妹もマット菌になりましたが、頬や腕で、塗り薬のみで完治しました(完治期間約1ヶ月)。腕はとても症状が軽く、頬は塗り薬を塗り始めてから赤みが増しましたが軽めでした。同じマット菌でもそれぞれ症状が異なりますので、やはり早めの受診が必要なのではと思いました。
CASE.18
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:耳;腕
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ルリコンクリーム1%(飲み薬)イトリゾールカプセル50
- 初診時の完治目安:全治4週間
- 実際に完治した期間:2か月
- 完治までの「目安」と「実際」:「実際」の方が「完治目安」より長かった
- 完治までの過程詳細:初めは左手首が痒くうっすらと赤みがありました。薬を塗り始めてから、薬に反応したのか赤みが増して膿が次々と出てくるようになりました。薬を塗り始めてから膿が出てくる期間は詳しく覚えておりませんが、初診から一週間後、更に2週間後の計3回の診察でした。3回目の診察時、白癬菌は陰性でした。「陰性ではあるが、痒みが残るので薬を塗ることは継続するよう」言われました。しかし、今度は耳の後ろに痒みが発生。陰性確認から1週間後にまた再診で耳後ろに陽性が確認されました。この時は頭皮に近かったので、飲み薬も処方されました。やはり薬を塗り始めると、患部が反応するのか赤みが増しました。飲み薬は慎重に使用する必要があるようで、始めは1週間分。次も1週間分。その次は2週間分処方され、ようやく陰性になりました。
- おすすめしたい医療機関:山本皮膚科医院(東京都練馬区)
- 感染した方へのアドバイス:マット菌陽性になってしまうと、接触練習ができなくなってしまうので気持ちも焦ってしまうと思います。必ず治りますので、その時できるトレーニングでベースアップするつもりでポジティブに考えてもらえればと思います。焦りは禁物です!!"この時は試合や合同練習等ありましたので、参加できないことから焦りとイラつきが親子共々ありました。長い目で見れば短い期間なので、焦ることもなかったなと思います。
CASE.17
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:耳
- 医療機関の選び方:その他
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ルリコンクリーム1%(飲み薬)イトリゾールカプセル50㎎
- 初診時の完治目安:全治2週間
- 実際に完治した期間:3週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:飲み薬と塗り薬を始めて1週間位で、ひび割れたようなカサカサな感じがなくなり、2週間の服用後、殆ど見ても分からない状態まで回復しました。引き続き塗り薬は入浴後毎日塗り続け、治療開始から3週間後位に受診したところ完治という診断結果が出ました。皮膚の入れ替わりの際に、マット菌にかかった皮膚が落ちて、そこからうつる可能性があるので、1ヶ月ほど塗り薬を継続するよう医師から指示がありました。
- 感染した方へのアドバイス:練習後、耳がこすれて痛いとよく言っていました。そのこすれた部分(傷)から菌が入ってしまったようです。今思えば、傷の所は練習後直ぐに洗い流せば良かったと思います。マット菌にかかる可能性があるのは理解していましたが、まさか自分の子がなるとは想像もしていませんでした。かかった本人は結構ショックを受けました。しかし、患部を隠せばできる練習もあるので、練習を休んで悶々とするより、練習に参加した方が良いと思いました。いつもは必死に練習して回りを見る時間や余裕はありませんが、対人練習ができない分、みんなのレスリングを見て学べる良いチャンスだとも思いました。
CASE.16
- 年齢区分(感染時):中学生
- 居住地域:中部地方
- 感染部位:頭部(髪の毛の生えている部分);顔;こめかみ;耳
- 医療機関の選び方:インターネットで専門医を検索した
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ケトコナゾールクリーム2%(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治4週間
- 実際に完治した期間:4週間
- 完治までの「目安」と「実際」:覚えていない
- 完治までの過程詳細:何度かマット菌になっていますが、ここ最近のものを記入します。薬を塗り始めて1日で赤みがひいてきました。痒みもありましたが、2日くらいでおさまりました。4週間して培養検査をして陰性がでましたが、6ヶ月は薬を塗布するように言われました。
- 感染した方へのアドバイス:うちのチームでは、選手の半数が同時期にマット菌になってしまい、保護者の中で犯人探しをする方がいて選手も保護者もとても気分が悪かったです。どこでもらうかはわからないですし、犯人探しなどしてほしくないです。今は、トンズララックを使用。マットも消毒することでマット菌になる選手はいなくなりました。
CASE.15
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:耳
- 医療機関の選び方:知人から専門医を教えてもらった
- 検査方法:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 治療薬(塗り薬)ペキロンクリーム0.5%、ニゾラールクリーム2%(飲み薬)イトラコナゾールカプセル50mg
- 初診時の完治目安:全治4週間
- 実際に完治した期間:4週間
- 完治までの「目安」と「実際」:「完治目安」の方が「実際」より長かった
- 完治までの過程詳細:"始め痒みが出てすぐかかりつけの皮膚科2件に行き、マット菌の話もしましたが、耳に白癬菌は出来ないと一掃され、その医師の処方される薬を塗っていましたが全く良くならず、ひどくなる一方でした。
その後、また違う皮膚科に行き、皮膚科4件目でやっとマット菌に理解のある皮膚科に出会えて、その頃には酷くなっていたので、飲み薬を処方してもらいました。薬を飲むと1週間かからずマット菌は治りましたが、その後、長くいろんな薬を飲んだり免疫や奪われたのか、または薬の反応からか他の皮膚炎も起こしてしまい、辛い思いをしました。
現在は、マット感を理解している皮膚科2件をファーストオピニオン、セカンドオピニオンとして何かあったらかかる準備をしています。
- おすすめしたい医療機関:千歳台きたのクリニック(千歳船橋)、
- 感染した方へのアドバイス:皮膚科の先生なら誰でも白癬菌、マット菌に理解が深いと言うわけではないということを冷静に理解しておいたら良かったなと思います。そして、少し足労でもマット菌を診れる先生にかかる方が完治への早道だと思います。シャンプーもボディーソープも菌を防ぐというものを使っております。そして、練習から帰ったらすぐにお風呂に入っていました。ですが、それでもマット菌にかかりました。なので、防ぐのはとても困難ですが、かかったらすぐに対策できるように準備しておくといいかもしれません。今思い起こせば、もしかしたら、虫刺されなどのちょっとした傷から感染したのかなと思ってます。今はちょっとした切り傷も絆創膏やサポーターなどでおおってマットに上がる様にしています。監督も常に仰いますが、選手自身のせいでも、練習相手のせいでもなく、「かかる時にはかかる、誰のせいでもない」と親子共々の認識が大切だと思います。
CASE.14
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:頭部(髪の毛の生えている部分);顔;首;腕
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 治療薬(塗り薬)塗り薬は使いません(飲み薬)イトリゾール50mg
- 初診時の完治目安:全治2週間
- 実際に完治した期間:2週間
- 完治までの「目安」と「実際」:「実際」の方が「完治目安」より長かった
- 完治までの過程詳細:患部の所見が見られなくなった後、培養検査で陰性の診断を受け、治癒との判断を受けました。
- おすすめしたい医療機関:
- 感染した方へのアドバイス:練習後の速やかな入浴とコラージュフルフルによる洗浄。誰でもなるので、あまり考え込まず、しっかり医師の指示に従って休養する事。またクラブでは、ガイドラインを定め、周知徹底する事かと思います。
CASE.13
- 年齢区分(感染時):中学生
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:顔;首;腕;足
- 医療機関の選び方:インターネットで専門医を検索した
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)デルビナフィン塩酸塩クリーム1% 10g サワイ(飲み薬)飲んだことがない。
- 初診時の完治目安:全治2週間
- 実際に完治した期間:2週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:【顔】ニキビができ始めてから、なりやすくなったし、ニキビの赤みとわかりにくいので、気付くと、進行していることが多い。塗り始めて3日程度で、ドーナツ状のフチができた。フチは、隆起して、赤みが濃くなった。7日程度から、色が薄くなり出し、隆起もおさまりはじめた。その後、乾燥しはじめ、色が薄くなり肌色になりはじめ、隆起もなくなってきた。10日過ぎにはカサカサになりはじめ、見た目は、ほとんどわからなくなったので、14日で、再受診し問題なしとなり練習へ復帰した。
【腕、首、足、胴】衣類から出ている部分は、比較的良くなるし、早く治る印象。小さな赤いプツプツをみたら、すぐに軟膏を塗るようにしている。塗り始めて翌日には赤みがひき、5日もするとわかりにくくなる。
- 感染した方へのアドバイス:弱酸性の肌に優しい石鹸で、よく泡立てて優しく洗う。ゴシゴシ擦らない。肌のpH値が大切らしいので、保湿をしっかりする。免疫力が、鍵なので、疲労したらしっかり休み、しっかり栄養を取ることが大切。風邪の病み上がりは注意。虫刺されだと思って、ステロイドの入った、虫刺され用の薬を塗ると大変なことになるので、怪しいなと思ったら指導者に相談する。目に見えない敵なので、無理をせず、なってしまったらしっかり治す。不潔だからなると思わない。運が悪かったんです。毎日お風呂に入っていても、なるときは、なります。たまたま、傷に菌が入った。たまたま、免疫力が下がっていて菌に負けた。頑張って練習していたら、いつかかってもおかしくありません。子供は悪くない。マット菌にし罹患するのは、恥ずかしいことではありません。
仕方がないこと、よくあることです。選手は、悪くない。よく体を見てあげる。本人にも、自分の体をよく観察させる。中学生の息子は、この5年で10回以上罹患してます。最近は、年頃になり、私が観察することはありませんが、本人が怪しいなと思うと、報告してきます。そういう関係が大事です。
CASE.12
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:頭部(髪の毛の生えている部分);顔
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)フエナゾール(飲み薬)ラミシール
- 初診時の完治目安:覚えていない
- 実際に完治した期間:2週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:赤みが段々と引いてきました
- おすすめしたい医療機関:中野皮膚科クリニック
- 感染した方へのアドバイス:"練習後はすぐにシャワーをして汗や菌を流しています。寝不足等で抵抗力が下がっているとなりやすい気がします。肌の異変に気づいたら、すぐに受診をしましょう。
頭皮に菌が付いてしまうと禿げてしまい、本人も可愛そうだし、通院に時間も取られてしまいます。髪の毛の周期もありますので、完全に元通りになるまでには2ヶ月近くかかりました。頬や身体などの皮膚ならそこまでは時間がかかりませんが、すぐに受診をして治すべきです。マット菌やヘルペスなどには注意しましょう。
CASE.11
- 年齢区分(感染時):小学生(1~3年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:腕
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ウイルス性皮膚炎も重なり、何種類も使っていたので忘れてしまった。(飲み薬)無し
- 初診時の完治目安:全治2週間
- 実際に完治した期間:3週間
- 完治までの「目安」と「実際」:「実際」の方が「完治目安」より長かった。
- 完治までの過程詳細:患部の凹凸が取れても少し赤みが残った。約三週間ほど。
- 感染した方へのアドバイス:元々、皮膚が弱くウイルス性?疾患も重なり治療に時間がかかってしまった。
CASE.10
- 年齢区分(感染時):社会人
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:腕
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ニゾラール(飲み薬)無し
- 初診時の完治目安:全治2週間
- 実際に完治した期間:2週間
- 完治までの「目安」と「実際」:「実際」の方が「完治目安」より長かった
- 完治までの過程詳細:塗り始めて5日位で患部がカサカサに乾いて10日位には薄いピンク色の皮膚になり完治しました。
- おすすめしたい医療機関:東京医科大学茨城医療センター
- 感染した方へのアドバイス:自覚症状があまり無いので定期的にチェックする。
CASE.9
- 年齢区分(感染時):小学生(1~3年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:頭部(髪の毛の生えている部分);顔;こめかみ;首;腕;胴;足
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)覚えてない(飲み薬)イトラコナゾール、イトリゾール、ラミシール
- 初診時の完治目安:全治2か月
- 実際に完治した期間:4か月
- 完治までの「目安」と「実際」:「実際」の方が「完治目安」より長かった
- 完治までの過程詳細:痒みが出始め、少し経つと皮膚だけでなく眉毛や頭皮にも現れた。皮膚科医の誤診により当初マット菌ではないと言われ、マット菌が悪化するステロイドを数日塗っていた。ステロイドで赤みは一時的に取れたため効いていると判断され、誤診のまま。しばらくしてまた悪化。(ステロイド塗れば赤みが取れるのは当たり前ですが、赤みが取れ良くなったからやはりマット菌ではないと勘違いする皮膚科医)やっとマット菌に詳しい医師に出会い薬を飲み始めて少しずつ良くなった。はじめ、後発品のイトラコナゾールを飲んでいたが治りが悪く、倍量にしたがダメで、先発品のイトリゾール(忘れているので確かではないですが、色々調べていた中で、先発品の方が血中濃度が高い可能性があった、からかな?(参考URL)にして少し良くなったがまだ遅いので、もう一つのマット菌に効く成分が入ったラミシールにしてみた。しかし副作用が強く出て治りかたも変わらないので、またイトリゾールに戻した。体質的にその薬が効きにくかったからか、他の人よりも治りが遅かったようで完治までは4ヶ月ちょっとかかった。頭に500円ハゲが出来た。そのうち髪は生えるだろうと言われたが、一番酷い箇所は二年経っても禿げたまま。
- おすすめしたい医療機関:まるやま皮膚科クリニック(東京都江東区)(日本医真菌学会認定専門医でありマット菌に関する論文も書いている)
- 感染した方へのアドバイス:大学病院を含めて最初皮膚科に4ヵ所行った。問い合わせも含めれば10箇所以上回ったが、どこも飲み薬を出してはくれなかった。というのは医薬品の添付文書にも小児への使用は「安全性が確立されていない」と記載されているため。また、診察した4か所にはいずれも誤診されマット菌ではないと言われた。絶対にマット菌だと確信していたので諦めず探したが、早く飲み薬を出してくれる医師にたどり着くことが出来れば良かった。"大学病院の皮膚科医も含めてほとんどの医師はマット菌を経験したことがなく、カビだと判別も出来ない医師がほとんどです。きっとどこへ行っても誤診されることでしょう。マット菌と言っても理解しない医師も多くいます。トンズランス感染症の疑いと説明した方が良いと思います。また毛根に入ってしまうと飲み薬でないと治りませんが、困ったことに2種類の薬のどちらも小児への安全性は確立されていません。そのため医師はその薬を出したがりません。マット菌の臨床経験が豊富できちんと小児へも内服薬を投与したことのある医師を見つけることが重要だと思います。日本医真菌学会認定専門医名簿を見て、まずは問い合わせて近くの詳しい医師を探すといいかもしれません。誤診でステロイドを塗られると悪化する病気ですが、その可能性は大です。カビは顕微鏡などで検査しないと本当の診断は出せませんが、見た目だけで診断する医師がほとんどですので、少なくともそのような皮膚科医は信じない方が良いです。
自分の場合は信用出来なかったので、自分で論文や治療ガイドライン、医薬品の専門資料などを調べました。最終的にトンズランス感染症研究会の比留間先生に電話し、日本医真菌学会認定専門医名簿に載っているマット菌に詳しい病院を教えて貰いました。当時東京で2か所でした。
CASE.8
- 年齢区分(感染時):幼児
- 居住地域:中部地方
- 感染部位:胴
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:検査していない(視診のみ)
- 治療薬(塗り薬)ケースに入った医師の調合の塗り薬(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治2週間
- 実際に完治した期間:2週間
- 完治までの「目安」と「実際」:「完治目安」の方が「実際」より長かった
- 完治までの過程詳細:薬を塗り、患部の赤みがひいて1週間程で幹部の色が薄くなり消えていった
- 感染した方へのアドバイス:最初はマット菌とは気がつかず、虫刺されと思っていた。500円玉の様に円が丸く、円の周りを囲むように赤い発疹が均一にあった。虫刺されの薬を塗っても良くも悪くもならず、気になって診察を受けたところマット菌だった。適切な薬を塗らないと治らないと聞き、脇腹で肌着やシャツで隠れるため、他に移らなかったので良かったが早く診察に行くことが必要だと思う。頭皮に出来ると治りも悪く、髪の毛を剃ったり、切ったりしないといけないこともあるので、頭、耳の裏のかさつきには注意をした方がよい。
CASE.7
- 年齢区分(感染時):中学生
- 居住地域:北海道
- 感染部位:首;腕
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ルリコンクリーム1%(飲み薬)ラミシール錠125mg
- 初診時の完治目安:全治4週間
- 実際に完治した期間:4週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:薬を塗り始めて3日くらいで赤黒い色になり、1週間くらいして皮膚がめくれてきました。2週間ほどで薄っすら赤みがある程度になり皮膚科で再診してもらい、さらに2週間塗り薬を継続するよう指示されました。そこから2週間後、ほとんど目視でわからない程度に回復し再診再検査し陰性となりました。
- 感染した方へのアドバイス:早期発見でまだ小さいうちに塗り薬をはじめられたらよかったと思います。子どもの成長に伴い、全身のチェックが難しくなりますが、親も子もマット菌の恐ろしさを理解し協力して早期発見に努めることが大切だと思います。
Case.6
- 年齢区分(感染時):社会人
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:頭部(髪の毛の生えている部分);顔;首;その他
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)なし(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治2か月
- 実際に完治した期間:3週間
- 完治までの「目安」と「実際」:「完治目安」の方が「実際」より長かった
- 完治までの過程詳細:複数の爪先にも感染し、液体薬では全く改善せず、飲薬を服用して3ヶ月程度で完治した。爪がボロボロになった。
- 感染した方へのアドバイス:早期の皮膚科への受診と、感染箇所の完全な被覆。皮膚や頭に感染し、痒くて爪で掻いたりすると、爪にも感染します。そうなると飲み薬でないと一生治りません。
CASE.5
- 年齢区分(感染時):高校生
- 居住地域:中部地方
- 感染部位:その他
- 医療機関の選び方:その他
- 検査方法:検査していない(視診のみ)
- 治療薬(塗り薬)トリコマイシン(飲み薬)飲んでいない
- 初診時の完治目安:覚えていない
- 実際に完治した期間:1週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:レスリングを始めて数ヶ月でなりました。昔の事なので医者にも行かず先輩から教えてもらった薬を購入して塗りました。あっという間に治ったと記憶しています。1週間ぐらいかな?その後は一度もなっていません。
- 感染した方へのアドバイス:練習後は必ず入浴させて下さい。そのまま遊び行くようなことはしないで下さい。
CASE.4
- 年齢区分(感染時):小学生(1~3年)
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:足
- 医療機関の選び方:インターネットで専門医を検索した
- 検査方法:顕微鏡検査
- 治療薬(塗り薬)ラミシールクリーム1%(飲み薬)なし
- 初診時の完治目安:全治6週間
- 実際に完治した期間:6週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:薬を塗りはじめて一週間程で赤みが落ち着いてきましたが、乾燥から皮膚がめくれて少し痒みが出始めました。2週間たつと赤みはほとんどなくなり回りの部分に少し丘疹がみられました。3週間たつと少し丘疹が見られるもののほとんど良くなったように思います。しかし病院ではまだ完治とはならず約1ヶ月半後くらいに再検査してもらい陰性となりました。
- 感染した方へのアドバイス:調べるとマット菌は皆さん基本的には持っていて疲れが溜まったりストレスが続くと症状が出やすいみたいです。今回は一度体育館で擦りむいた所を絆創膏を貼りっぱなしにしてしまい不衛生のために感染したと思います。注意出来る所はしてそれ以外で症状が出てしまった場合は誰も悪く無いので、早く薬を塗って治療してください。必ず治るものですのでそこは心配いりません。その間にも出来ることはあるので練習方法を工夫して頑張りましょう!
CASE.3
- 年齢区分(感染時):幼児
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:腕
- 医療機関の選び方:知人から専門医を教えてもらった
- 検査方法:顕微鏡検査と真菌培養検査
- 治療薬(塗り薬)抗生物質系。忘れました。(飲み薬)炎症止め、痛み止
- 初診時の完治目安:全治4週間
- 実際に完治した期間:4週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:マット菌が腕の傷に入り、パンパンに腫れたため、太い注射器で膿みを抜き、触らないようにギプスで固定。週に一回病院に通い1ヶ月で完治しました。
- おすすめしたい医療機関:慈恵医大第3病院
- 感染した方へのアドバイス:傷があるときは、どんなに小さくても覆う。
CASE.2
- 年齢区分(感染時):高校生
- 居住地域:関東地方
- 感染部位:胴
- 医療機関の選び方:知人から専門医を教えてもらった
- 検査方法:検査していない(視診のみ)
- 治療薬:(塗り薬)覚えていない(飲み薬)覚えていない
- 初診時の完治目安:全治3週間
- 実際に完治した期間:1週間
- 完治までの「目安」と「実際」:覚えていない
- 完治までの過程詳細:"減量による免疫力低下なのか不明だが大会数日前に発症。マット菌だと大会にでれないため、焼いて火傷にした。スプーンをライターであぶって、赤くしたものをマット菌部分とその回りに押し当てた。
- 感染した方へのアドバイス:予防が何よりも大切なのは大前提として、出稽古などでマット菌をもらったとしても相手を探さず、適切な治療に専念してください。
CASE.1
- 年齢区分(感染時):小学生(4~6年)
- 感染部位(複数回答可):顔;こめかみ;足
- 医療機関の選び方:かかりつけ医
- 検査方法(複数回答可):顕微鏡検査
- 治療薬:(塗り薬)ルリコンクリーム
- 初診時の完治目安:全治1週間
- 実際に完治した期間:1週間
- 完治までの「目安」と「実際」:だいたい同じくらいだった
- 完治までの過程詳細:薬を塗ってから2、3日で赤みが無くなり乾燥も無くなりました
- 感染した方へのアドバイス:マット菌とわかってて患部を露出させるのではなく、ガーゼを貼るとか患部を隠してほしい。
新たに情報をご協力いただける皆様へ
随時情報を募集していますので、よろしければ以下フォームからお知らせください。対象は全国のレスリング選手で、過去にレスリングでマット菌を経験したことがある方(または子供の保護者)です。年齢、性別、競技歴、競技成績、現役や引退は問いません。内容によっては掲載しない場合や一部修正等させていただきますのでご了承ください。