【大会結果】2025全国中学生選抜選手権、7名が入賞!うち2名が優勝!大会会長賞も受賞!

2025年12月6日(土)-7日(日)、東京都・駒沢オリンピック競技場屋内球技場において、「全国中学生レスリング選抜U15選手権大会」が開催されました。この大会は全国中学生にとって、一年間の努力の集大成を発揮する最高の舞台です。

この大会に11名の選手たちが挑戦し、結果は優勝2名、準優勝3名、3位2名、計7名が入賞することができました。さらに、全国から集まった622名の選手の中から、大会会長賞(優秀選手賞)にも選出していただき、指導に携わる者として大変ありがたく、光栄に感じています。


ののみ(中3)  女子42kg級 優勝(4戦4勝0敗)

ききょう(中1) 女子50kg級 優勝(4戦4勝0敗)

ともき(中2)  男子フリー38kg級 準優勝(5戦4勝1敗)

こたろう(中1) 男子フリー44kg級 準優勝(5戦4勝1敗)

りさ(中2)   女子39kg級    準優勝(3戦2勝1敗)

しゅう(中1)  男子フリー38kg級 3位(4戦3勝1敗)

れお(中1)   男子フリー41kg級 3位(4戦3勝1敗)

あかり(中3)  女子46kg級  ベスト8(3戦2勝1敗)

のぞみ(中1)  女子42kg級  ベスト8(2戦1勝1敗)

えいと    男子フリー52kg級 2回戦敗退(2戦1勝1敗)

みつき    女子58kg級 1回戦敗退(1戦0勝1敗)


全37試合、28勝9敗という記録以上に、私の心に強く残っているのは、一つひとつの試合の場面です。勝った瞬間に見せてくれた笑顔、負けた瞬間に流した悔し涙、なんとか勝ち切った試合も、あと一歩届かなかった試合も、すべてを間近で見てきました。


特に準々決勝以降は試合が立て続けに入り、会場を走り回るような時間が続きましたが、そんな中で「忙しいって幸せですね」と声をかけていただいたことが、今も心に深く残っています。子どもたちが懸命に闘ってくれているからこそ、この“幸せな忙しさ”があるのだと、あらためて感じました。


今回出場した選手たちは、中学3年生3名、中学2年生2名、中学1年生6名と、若い世代が中心のチームでした。その中で、どの選手も最後まで諦めることなく、自分の力を出し切ろうと闘う姿を見せてくれました。また、所属クラブはそれぞれ違っていても、日頃指導している選手たちは、私にとってかけがえのない教え子たちです。一人ひとりの試合を、心から祈るような気持ちで見守っていました。

クラブチームとしてできること、クラスチームだからこそできること、その意味を何度も考えながら積み重ねてきたこの一年。その努力が、少しだけ形として表れたように感じています。しかし正直な気持ちとしては、喜び以上に「もっとできたのではないか」という悔しさの方が強く残っています。それは選手としてだけでなく、指導者としての自分自身への問いでもあります。

指導者の役割は、技術を教えることだけではないと私は考えています。レスリングを通して人として成長し、仲間との関わり方や社会性を学んでほしい。そのために、セコンドとして選手に接する際には、ただうなずいて見守る場面もあれば、あえて厳しい言葉を伝える場面もあります。選手たちが「自分の意思で闘う」ことができるように、その瞬間に何が必要かを考え、声を届け続けてきました。

大会を終えて、改めて強く実感したのは、日頃から築いてきた信頼関係こそが、すべての土台だということです。大会後、多くの選手や保護者の皆さまから温かい言葉やメッセージをいただきました。本当にありがとうございます。また、出稽古や練習参加も歓迎しておりますが、必ず事前に所属クラブ代表者の許可を得た上でお越しいただけますようお願いいたします。

勝って驕らず、負けて腐らず、相手を思いやる心を忘れずに。これからも、全力で選手たちと向き合ってまいります。引き続き、ご理解と応援のほど、よろしくお願いいたします。次のステージへ。また一緒に、成長していきましょう。

Figure Four Club

東京3ヶ所(青山一丁目・駒込・池尻大橋)で活動するアマチュアレスリングクラブ。対象は、幼児・小学生・中学生・高校生・大学生・社会人、男女・経験問わず。入会金なし、一律月謝制。